たびのもと。
私のたびに影響を及ぼした思い出④ ドラゴンクエスト マリ自然の偉大さと恐怖を味わう
以前、ドラクエとアフリカのお話をしました。アフリカの大地は、子どもの頃に大好きだったドラゴンクエストそのものの世界だったのです。
その続きの話をしたいと思います。
マリ,ドゴンカントリーにいったときの話です。
『地球の裏側』といわれているマリドゴンカントリー、2泊3日でガイドを雇い、トレッキングをしました。
2日目は、がっつり移動日。滞在していた村から、砂漠を越えて、崖の上にあるゴールへ向かいます。
たびで『水』はとても大切なもの。
登山でも一日2リットル必要とかいいますよね。
私の手持ちは500ミリリットルをきるくらいの水。
滞在していた村で、購入しようとしたら『1500円』といわれました。
今思えば、ここまで運ぶ代金や手間賃などを考えれば妥当といえる値段だったのかもしれませんが、その値段があまりにも高いと感じた私は、購入せず、砂漠越えに挑むことになりました。
考えたらそれが間違いで。

日を遮るものは何もなく,誰ともすれ違わず、
いろいろな砂漠あれど,ここは砂砂漠。足を取られて、うまく歩けない。
体力がどんどん奪われていく。
朝7時に出発したけど,日はどんどん高くなって。
平地ではなく,丘を越え、谷を下るの繰り返し。
息をすれば一緒に砂が口に、鼻に入ってきて。それをうがいしようとする水がもうほとんどない。。。
余りの暑さに半袖になりたいが、あまりに日差しが強すぎて、上着を脱ぐことができない。
暑くて、暑くてあせだらだらで、水を飲みたいけど,もうその水もない状態。。。

写真を撮る気力も、どこをどのくらい歩いたかの記憶もない。
ギブアップするか、水代の何十倍もする助けを求めるか。
後どのくらいでゴールなのか。
全く分からない。点々で記憶があるけど、あのときのこと,本当に覚えていない。
このとき今思うと、完全な脱水状態だったんだと思う。
どのくらい歩いただろう。
砂漠を抜け、木陰でようやく休憩。
お昼を過ぎていたと思う。ガイドが、
「いけるなら、目の前の崖を登って,その上が今日のゴールだ。」という。
崖。。。って、グランドキャニオンみたいな、そんな崖。
でも、その上には集落があって、誰かが上り下りしながらそこに住んでいるのだ。
ゴールが分かったのであれば、水の何十倍の値段を払って、助けを呼び、ギブアップするのは、プライドが許さない。
その崖を水なしで登ることになった。
その崖を無心で登り、途中で水かめを頭にのせて登り降りする女性に何度もすれ違った。
上の世界には、十分な水がないようだ。
1時間30分くらい登ったところで、ついに集落を発見し,お昼休憩となった。。。
そこで、迎え入れてくれた家族の笑顔がどれがけ嬉しかったか。
水を購入し、半分は一気飲み、半分は頭から洋服ごと水をかぶった。
お昼寝をさせてもらって、崖の上のごつごつした大地をゴールに向けてひたすら歩きます。
人の足には、安定した大地がいかに大事か、水がどれほど大事なものか、平和ボケしている日本人の私にはきっつく体にしみました。。。
そして夕日が落ちかけたとき,本日のゴールに到着です。。。
ドラクエの話になりますが、そんな思いをして、ゴールの村の崖の縁でみた景色,この音楽がそのときの気持ちにぴったりだと思います。よかったら、音楽を聴きながら読んでみてくださいね。
村に荷物を置いて、一番景色のいい場所へ。
そして見た景色がこれ。

感動して,今自分がここに来れたことが嬉しくて、よかった。。。と心から思いました。
一日無事に終わったんだ。私は今,生きてるんだ。ってこの景色を見て思いました。

あんなに暑くて、私を苦しめた気温も,夜には冬用のシュラフにくるまらないと眠れないくらいの気温になります。
最終日の最終目的地に到着し,馬車で、ドゴンカントリーを後にします。

馬車の荷台に揺られながら、今まで起きたことを振り返ります。
でも、しゃべる気もなくて、達成感というより脱力感という方が近くて。
このドラゴンクエストのような夢の国から帰ってきた。という思いがしました。
ドラクエの世界、もう一つあります。
次回、お伝えしたいと思います。
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街行く女性がレザージャケットにブーツとなってきました。寒い季節を恐れて、冬の準備始めました。
外国語を勉強する私なりの思考
8月の下旬から街に人が戻ってきて、9月には本格的に学校開始です。
そんな私も9月から本格的に学校に通うことになりました。
学校なんて苦手〜な私ですが、今回はオランダ語の国家試験に合格するために、意を決して入学です。
ちょっと説明すると、オランダには
『移民同化プログラム』というのがあって、オランダに移住してきた場合、EU諸国は比較的簡単に市民権など獲得できるのですが、日本人や他のアジア諸国、アメリカ人などは、このプログラムによって、オランダ語と歴史を学び、数年以内にオランダ語の『聞く』『書く』『話す』『読む』の試験に合格しないと、市民権を獲得できないのです。。。去年末までは、これにかかる学校の費用を全て国がだしていました。(なんと太っ腹な。。。と思っていましたが)今年からは全て個人の責任になったようで、とにかく学校に行くなり自分で勉強するなりして数年後の試験に受からないといけません。
現在,滞在権は持っていますが、これもまだまだ完全にオランダに受け入れられた訳じゃないのです。。。(涙)
しかし、アフリカなどは、オランダに来る前に、オランダの勉強をして、オランダ大使館で試験を受けてから来る。。。なんて国もあるそうで。
私、オランダに来て8ヶ月近く。
ついに本腰を入れました(おそいね。。。)
学校は週3回
学校のある日は、7時30分のバスに乗ります。
バス停まで10分弱自転車。

バスで30分、州都『レーワールデンLeeuwarden』に到着。

街にはいっぱいお花が咲いています♪
そして学校まで徒歩10分
ここが私の現在通っている『フリースラント大学』です〜。
学生証もつくったぞ♪

9月から参加した移民同化プログラム用のコース、参加者は私を入れて7人。
中国人二人
ベトナム人
モロッコ人
カメルーン人
ウガンダ人
そして私


コンピューター学習が主で,後はグループレッスン。
オランダの先生たちは、日本と違って、生徒たちに考えさせ,先生はアドバイスや方向性を見つけてくれるというサポートに回るということ。
日本は先生の講義を90分聞く。とか、実習とかも先生が指示したことを後に習ってやってみる。のようなシステムではないのです。
このシステムになれない中国人の生徒さんはかなり授業に不満らしく『先生がもっと教えてくれないとしゃべれるようにならない!!』と怒っています。私もはじめは、学校に来ているのに。なんでパソコンの前に座っているんだろう。。。と思いましたが。考えを変えました。
学校は学ぼうという意欲、モチベーションをもらう場所であって、先生に何かを教わろうと期待していくところではない。
と考えています。今は、旦那ともオランダ語でしゃべるようにしていますし,学校のある週の3日はかなりオランダ語に夢中になり、新しいことを学ぶことにのめり込んでいます。学校のおかげでかなりモチベーションがあがっています。
もう一つ、語学勉強について考えることは、
頭がいいとか、いい学校に行っているとか、全く関係ない。
ということです。なぜなら、学校なんていっていないアフリカの人たち、国語と現地語、あわせると6,7言語しゃべれるのが当たり前です。ぺらぺらです。なぜなら、『生きていくのに必要』だからです。
必要なら覚えるのです。シンプル!
私が西アフリカやある地域のアフリカに行ったとき、フランス語をしゃべらないといけませんでした。フランス語なんて全く。。。のわたし。またフランス語圏の人って、英語が全くしゃべれないことが多いのです。
一人旅をしているとき、
フランス語をしゃべれないと行きたい場所に行けない。
フランス語しゃべれないとホテルの予約ができない。
フランス語しゃべれないと、ご飯食べれない。
必死で勉強しました。そして、フランス語の旅が終わる頃には、英語で普通に通じてしまうことが物足りなくなってきて、再びフランス語圏に乗り込んだ思い出があります(笑)
ウガンダ人の同級生がこんな風にいっていました。
「私、6言語しゃべれるの。オランダ語は全くだけど,3ヶ月したら、人前に立って、スピーチくらいできるようになるわ。」と。
同級生にこんな仲間がいて、本当に刺激されます。(彼女同級生といっても23歳だが。。。)
最後に、語学習得に必要なことは
日本語、英語がしゃべれる人と一緒に行動しない
ということ。英語を習っている人は勿論英語しゃべる人とがんがん一緒にいた方がいいですが、多言語の場合、どうしても日本語とか英語をしゃべっちゃう。。。
私、言語を習おうとするとき、幸い周囲に日本人がいない状況が多いのです。
現在も日本人のお友達いないし(笑)
旦那にはオランダ語のみしゃべってもらっているし、かなり意欲が高まっています

結論からすると、
言語を勉強したかったらその国にたびしてみよう!
そして勿論!一人でたびをしましょう!!!
という私の思考でした。

日が暮れるのがかなり早くなってきました。
学校のない日は庭仕事とお料理などなど、がんばりまーす!
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街行く女性がレザージャケットにブーツとなってきました。寒い季節を恐れて、冬の準備始めました。
セネガル 村の占い師に私の将来を占ってもらう 後編
前編はここから!
さて、どこからか拾ってきた砂をざるの中に敷き詰め、
おじさんは私に言います。
「この砂をつまんで願い事を願って、砂を戻して。」
「現地語で?」
「ううん、砂に願えばわかるから大丈夫。」
おじさん、現地語しかわからないのにだいじょうぶかな


まぁいい。私は砂をつまんでその砂に願いました。。。

さて。
おじさん。いきなり砂に線や点を描きます。。。
そして
「モニョモニョモニョ。。。
モニョモニョモニョ。。。。。。
モニョモニョ??んん。 モニョモニョ。。。」






コミュニケーションをとっているではないですか



なんと。『砂とコミュニケーションをとるおじさん』が私の将来を見てくれています。。。
砂は教えてくれたようです。。。
(ここは、おじさん→息子→友人→私)ときが長くなるような通訳が入ります(笑)
「君の人生は今までも成功してきたし、これからも成功するよ。」
…
「仕事も天職だよ。ずっと続けるといいよ。」
…
「君が今チャレンジしているこのたびは、最後までやり遂げることが出来るよ。そしてこれからの人生に大きな影響を与えるよ。」



すごい!いいことばかりいわれたー!
そして私のお願いは、「このたびが無事最後までやり遂げることが出来るか。」だったので、
当たってる~
おぉぉ。。。砂の威力!
おじさんのパワーに脱帽です。。。見抜かれてました。。。(驚)
しかし。
これでは終わらなかった。。。
「でも、君の人生で一つだけネガティブなことが見える。君は何か悪い癖がないかい?」
と言われたのです。。。
んー

「仕事を何度か変えていること?」
「いや違う。」
「実家を離れていること?」
「いや違う。」
……。
「恋愛のこと?」
「そう!」
……。がーん



「君は自分のやりたいことのために大切な人を犠牲にして、それを繰り返しているね。」
…(はぃ。そう思います)
「これは一生このままだよ。」





がーん。。。聞きたくないことを図星でゆってくれたな。このおじさんと砂。。。(汗)
うーん。
一生私は結婚できないってこと?
お付き合いが出来てもまた別れて私は一人ってこと??
「これを変える方法はありますか?」
「うーん、あるよ。僕が言ったとおりにするんだよ。」
はぃはぃ

そしておじさんは私に言いました。
「街へ行って山羊を買ってきなさい。」
。。。。。へっ?
山羊

「そして私にその山羊を差し出しなさい。山羊はあなたの犠牲になってくれて罪を背負ってくれる。そしてその山羊の肉をこの集落の皆に配りなさい。そうすれば君の人生は前向きの方向へ変わっていくよ。」



…そんなの出来ないよ~!!
これはイスラム教の『犠牲祭』のならわし。私にもそれをしなさい…。ということでありました。。。
どうしよう。。。
しょんぼり落ち込んでいる私に、通訳をしてくれた息子が一言声をかけてくれました。
「Tommi、親父の占いなんて鵜呑みにしないで。君は日本人だし、山羊を買ってくる必要はないし、君は君の人生を信じて歩いていけばいいと僕は思うから。」



ひぇーん!!
ありがとう~!!
真面目に山羊を買おうと考えていた私を息子は現実の世界に戻してくれました。
私の人生。。。もしかしから一生独り身かもしれないけど(笑)、自分の人生を信じて歩いていこう。。。
と改めて誓った、Tommiでした。
セネガルの貴重な珍エピソードでした。

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セネガル 村の占い師に私の将来を占ってもらう 前編

セネガルのある小さな村で、私は自分の行く末を占ってもらうことになったのです。
西アフリカには、集落に住人の悩みを解決したり、将来を見たり、病んでいる人を救ったりする人がいるのです


だ、大丈夫かな…。
いくらかかるの?と聞いてみると、「気持ちでいいよ。」とのこと。。。
遠いアフリカの地で「気持ちでいいよ。」って…
なにすりゃいいの???!!!私



散々悩んだ末、100円程度(本当にいいのか?100円で…)をその方に差し上げ、指定された場所に夕刻に伺いました…。

その場所はその方の自宅

ぎょぎょっ




まだ家族全員が夕ご飯を食べているじゃないか…!
みんな笑顔で他の部屋へ移動します。
…申し訳ない…(涙)。
5分くらい待って『主』が登場しました

優しそうなおじさん。。。
しかしここでふと疑問が…。
おじさんが喋れるのは現地語『ウォロフ語』のみ。。。
私『日本語』
英語がしゃべれたって、アフリカの無数の現地語には歯も立ちません…。
世界言語と言われている英語。。。役にたたず

そこで、おじさん現地語→息子フランス語へ
息子フランス語→私の友人日本語へ
友人日本語→私


さて、おじさんはどうやって私を占ってくれるのか。
おじさんは平たい『ざる』をもっています。そこに、外からくんできたであろう砂をいっぱいに敷き詰めています。それを使うようです。。。

さて、準備完了!
おじさんと向き合って占いが始まります。
はじめにおじさんが私に言いました。
「砂を一握りして、自分が私に見てもらいたいことを願って。そして砂を戻して。」
「現地語で願うんですか?」
「ううん。砂に願えば君の言語でもわかるから、君の言語でいいよ。」



すごい!本当かな。。。
では遠慮なく…。
私はざるから道でくんできたであろう砂を一握りして願います。
「私のアフリカ旅が無事に進みますか?そして旅を終えて私の人生はどうなっていくでしょうか。」






さて、砂を戻しました。
ここからおじさんの占いが始まります。
次回驚きの占いが明らかに!!
では仕事いってきま~す♪
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占い話、とうご期待!
アフリカ料理 カラバッシュ 浜松町
私のリクエストでアフリカ料理を食べに行くことになりました。
『カラバッシュ』浜松町

アフリカのごちゃごちゃした屋台??を想像してましたが、こじゃれた雰囲気。
西アフリカで良く見る木彫りのイスがありました。私の部屋にもほしいなぁ。

早速ビールで乾杯。
ビールはナイジェリア。

今回注文したものは…。

『ヤッサ』
たまねぎとチキンをマスタードソースで煮込んだシチューです。
とろっとしたソースにマスタードの酸味が効いて、ご飯が進みます。

『チェブ・ジェン』
西アフリカ版ピラフ。魚とお野菜がのって、なつかしい味

思わず手で食べてしまいそう。。。
今日の従業員は殆どがブルキナファソだったそうです。
美味しいご飯をありがとう。ご馳走様でした♪
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だいすき。レソトの話、続きたいと思います。

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